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Johnny One Time

うさぎと犬と似非哲学者がダラダラとカオスな日常を綴るどうでも良い空間。

ブックカバー選び。

お気に入りのブックカバーが、読みかけの本とともに消えてしまった。消えてしまった本よりも、その表につけていた十年来愛用のブックカバーを失ったことがショックで仕方がない。合皮の花模様、使い込んで味の出た赤茶のしおり付。もういい加減変えようと、何度か新しいブックカバーを買ったものの、結局はこのブックカバーより良いものに出会えず、ずっと使っていた。なによりブックカバー自体にしっかりした栞が付いているのが良かった。

しかし、なくした場所は1万km先の遠い異国。考えてもどうしようもないので、長く使える新しいブックカバーを探すしかない。

目を付けたのは、本革のブックカバー。価格はそれなりに高い。というよりブックカバーにそんなお金をかけるのは酔狂としか思えない、と言う人も少なくないだろう。それでも、やはり今まで使っていた愛用のブックカバーを失くした痛手を埋めるには、それなりに長持ちするものでなくてはいけない。デザインもこだわりたい。

もともと持っていたのは、機能的かつデザイン性の高いものだった。合皮だが、実際に十年以上使っていたのでもちも良い。

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フランフランのものだった。この画像は、ネットショップで売りに出している方のものを借りてきた。同じものを使いたい気持ちも強いが、反面、長く使うものを他の人が使っていたもので賄いたくないような気もする。それほどに、わたしのブックカバーへのこだわりは偏執的なのである。

しかし、このブックカバーの新品はすでに販売終了している。他に、同じようなデザイン性の高いものがないか調べてみると、2つほど候補を見つけた。本革で、どちらも5,000円以上する高価なものだ。

一つ目は、Helichrysumというブランドの製品。Helichrysumとはムギワラギク属の学名で、Helios(太陽)とchrysos(黄金)というギリシャ語を語源にしている。本革にデザインをあしらうという技術の必要な、そのかわりに大変お洒落な革財布や小物を製作、販売している。ブックカバーは14種類と、かなり種類も豊富である。その中でも一番気に入ったデザインはこれだった。

 

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しおり付でないところが残念だが、そのこだわりはこの際諦めるとして、唯一の難点は本革のブックカバーでありながら表紙の折り込みを差し込む部分がかっちりとした作りなので、本を出し入れしづらいのではないかというところ。これは、以前にフィレンツェで購入した本革のブックカバーを使用した感想からの想像であるが、できれば分厚い本でも楽に出し入れできるフランフランタイプのほうが良い。

そう思ってさらに探していると、これぞ理想というブックカバーに行き当たった。

Helichrysumも大阪発祥の革小物雑貨店だが、このブックカバーを製作、販売しているHiramekiというお店も大阪で生まれたそうだ。

 

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ダンデザインの父、英国のウィリアム・モリス風のデザインが本革にあしらってある。シンプルだがデザインとしても洗練されていて、さらにこちらのブックカバーはフランフランタイプと同じく折り込み部分が調整できる作りとなっている。本の出し入れという点ではストレスなく使えそうだ。しおりがないのは残念だが、見た目のデザイン性を考えるとそんなものは必要ないのではないかと思えるほど、美しい。

色は4種類。

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 キャメルとレッドで悩む。

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 価格は7,000円。やはり悩む…が。

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 たぶん、購入してしまうと思う。

このブックカバーならイタリアに置いてきたフランフランの二代目を立派にはれるかな。